あたしを抱きしめる慶太くんの腕。



次第に力が強まっていく。



…………夢………?



だって…慶太くんが…



あたしを抱きしめてる。



胸のドキドキが止まらない。



慶太くんにも聞こえてしまうんじゃないかというくらい、どんどん大きくなって。



体温が一気に上昇していくのがわかる。



きっと、顔は真っ赤だろう。