「…大丈夫っ……だか…ら…っ…!!」



ワザと明るく振る舞ってみたものの、すぐに虚しさがあたしを襲う。



ゴシゴシと目をこするあたし。



その手を慶太くんが掴む。



「こすっちゃダメ。…………可愛い顔が台無しになる…」



……………え……?



今の………



聞き間違いじゃないよね?