そんな事を考えていたら、慶太くんとの待ち合わせ場所に来ていた。



もう7時。



そんな長い間泣いてたんだ…



またじわじわと込み上げて来る涙。



不意に振り返ると、そこには目を見開いて立っている慶太くんがいて。



「…………どうしたの?」



あたしの顔を心配そうに覗き込む慶太くん。



………こんな目が腫れてる顔、見られたくない。



あたしは顔を逸らした。