「うううっ。おかぁさぁん!!」

道端で泣いている小さな少女。

迷子か。僕は正直、こどもは苦手だ。

そっとその道を通ろう。

でも無理だった。

「うわーーん!!おかぁさぁん!!」

ちょうど横を通るときに泣かれたのだ。