クラスの担任で体育教師の


秋山直樹 アキヤマ ナオキ


いつも自分勝手であたしの言うことなんて

まったく気にせず

なんでも自分のいい方向へ

持って行こうとする

最低な人間。

あたしはそんな秋山が大嫌い。




「おい、なにぼけーっとつっ立ってんだ?

 早くしないと遅刻だぞ」


秋山はあたしに話しかけたけど

あたしは無視した。



「人の話、聞いてんのか?」

とか

「無視すんなよ」

と、何度も話しかけられたけど

あたしはずっと俯いたまま

無言で無視しつづけた。

などと言われたけど私は



すると、秋山も限界だったのだろう

私の腕を強引にひっぱって

教室へと連れて行こうとした。




あぁ、やっぱりこの人は嫌いだ。

と改めてで思った。