『お前は誰だ』
まさかと思い、女性を見てみると睨むように僕を見ていた。一呼吸置いて僕は口を開いた。
「僕は東雲辰巳と言います。…貴女は?」
睨んでいた瞳は、僕の名前を聞いた瞬間少しだけ寂しげに、泣きそうな瞳に変わった気がした。
でも、それはほんの一瞬で今度はメッセージが出た機械の方を見ていた。僕もつられて見てみると、見てみるとまたメッセージが出ていた。
『苗字はどちらを言えばいいのかわからない。名前は薫子。今は西暦何年だ』
苗字はどちらを言えばいいかわからない?
どういう事なんだ?
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