階段の終わりが見えると、周りが一斉に明るくなった。地下を見渡すと僕は言葉を失ってしまった。




地下の大半は機械で埋め尽くされていて、僕が一番目を引いたのはカプセルのような大きな細長い入れ物の中に女の人が入っていたのだ。




カプセルの中には水が入っており、女の人は白髪で髪は長く、口元と腕を拘束されていた。








「い、生きているのか…?」







思わず呟くと、まるで聞こえたかのように静かに女性の目が静かに開いた。


女性は僕を見ると驚いたように目を見開いたかと思うと、また静かに目を閉じた。




そうしたら、機械の一つが[ピーッ]と鳴った。音の鳴った機械の画面を見てみるとメッセージが出ていた。