「なっ何だ?」






周りのいたるところからは大きな[ゴゴゴゴ]という音が響いている。


すると、音とともに地面が割れ階段が現れた。







「…もしかして、地下なのか?」







リュックを背負い直し、地下に向かおうとするとリュックを置いた地面が一部凹んでいた。







「これは、スイッチなのか…」








スイッチの場所に目印を残して、僕は地下に足を進めた。地下に向かう階段は、足を進めるたびに壁に設置されているタイマツがひとりでに明かりをともす。




誰かが作ったのは明白だが、何年何十年も人が通ったというかんじがしない。