あたしが話しかけようとおもって顔を上げた瞬間に

海斗くんが話しかけてくれた

「な、なに?」

どーしよ。緊張して上手く話せない・・・

「俺とさ沙羅ってイトコなんだよ」

「え!!??そうなの??知らなかったあ~」

沙羅と海斗くんがイトコだなんて・・・

聞いたことなかった

「それでさ。沙羅には俺の好きなヤツのことで結構相談にのってもらってた」

好きなヤツ?

それって・・・それって・・・

もしかして!!??

このパターンって

海斗はあたしのこと好きなのかな!!??///


て・・・

ずうずうしいにもほどがあるよあたし・・・

「好きなヤツ・・・気になんねーの?」

「え?」

気になるってゆゥか・・・

うん。気になる

「誰なの?」

「・・・・・・・・」

聞いてきたわりには黙り込む海斗くん

ピロリロリン~♪

あたしの携帯が鳴った

「見てもいいょ」

海斗くんがそう言うからあたしは携帯をチェックした