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「高須先輩・・私・・・」


ああ、彼女から今玉砕の返事を聞かされそうだ。

まぁ最後にいい夢見れてよかったじゃねぇか。


「私と青春しませんか!?」

「は・・・?」

「まぁ、詳しくは明日・・。放課後、体育館裏で待ってますから」


そう言って恥ずかしそうにその場を駆け抜けていく彼女

―――三科桜。

口で少し呟いてから、俺は身体が熱くなる思いだった。


明日、という期待は

本当に期待していいのか・・・?








この出会いは、必然か偶然か。

考えても仕方ねぇけど、


彼女との出会いは嫌じゃなかった。


むしろその逆、これからの未来を・・・

期待してしまいそうなくらい!





期待getしました。

(なんだって体育館裏かね・・・)
(おもしろい奴だな。)