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「高須先輩は、私の事どう思いますか」

「・・・・・・・」

彼女は俺の返答を待っているようだ。

しかし、どうやってこの難関を突破するよ俺・・。




「えっと可愛い!かな・・ハハ」

「え///」

「「//////」」


・・・・・そんなわけあるか。あったらいーけどよ・・

というかまずそんなセリフは俺には言えそうにはない。

まず、開口一番にそんな事言われたら俺だったら引く。間違いなく。

何でもいい!この状況を抜け出せる突破口をくれッ!!

褒美はやる!焼そばパンか!?コロッケパンか!?

なんだったら一番人気のオム焼きそばでも構わない!!!

気まずいんだよお!

その瞬間、身体に電流が走ったような間隔が起こる。

これは!!イケる!この状況を抜け出せる切り口がつかめたぜ・・


「初めてあった時から一目惚れでした!!」


ああ、一目見たときすげー可愛いって思ったんだよなー

それをそのまんま伝えればいいだけじゃねーか。

彼女は・・・すごく驚いた表情。

そりゃそうだろ、まだ初対面の男からこんなセリフ言われたら

って、ん?


あれ、俺・・・なんか

間違えたァァァ!!!!?






オム焼きそばパンgetしました。

(ほっほっほ若者よ、感謝せい)
(感謝できねェ!てかお前誰だよ!!?)
(ひ、み、つ♥)
(ジジィ気持ち悪いわ!)