戸惑ってる場合じゃない…早くあいつを追い駆けなければっ。


あいつを傷つけるくらいなら、こんなプライド捨ててやるっ!


浩介、やっぱり俺ダメだったわ。


意地張って、俺のプライドでまだ言わないつもりだったけど、やっぱりダメだわ。


今言わないときっと後悔する…だからやっぱり俺、言うわ。


―――――――急いで追い駆けた俺は、舞凛に姿を探した。


暗いし、危ないし、舞凛に何か遭ってはいけない…そう思い、

更にそのスピードを上げた。


だけど、中々その姿を目にすることが出来ず、俺は焦っていた。


あれからそんなに時間は経っていないのに、見つからない…。


もしかして、道を間違えた?


いや、そんなことはないはずだ。


じゃぁ、もしかして何かあったのか?