「サンキュー」


まさか、舞凛から手紙が来るとは思ってなかったから、

驚きもあったけど、嬉しかった。


前にも、手紙を貰ったけど、返事は返さずにいた。


だけど、今回は…返そうと思う。


そう心に決めた俺は、浩介と暫く飲み、話した後いつもより早く帰ることにした。


「悪いな、浩介。今日は、手紙届けてくれてサンキューな」


「あぁ」


「じゃぁ、落ち着いたらまた俺から連絡入れるわ。今日の礼もしたいし」


「別にいいよ」


「いや、お前にはいろいろ助けて貰ったしな」


「…わかったよ。まっ、頑張れよ」