悲しくなって来るから。


そう言えばさっき、そんな顔すんなって和くん言ったよね?


そんな顔ってどんな顔?


私、どんな顔してたの!?


変な顔してないよね?


でも、そんなに顔に出てたのかな…?


自分じゃ全然わからないけど、だから和くんわかったってことだよね…?


うぅ~…恥ずかしい…。



そんなことを思っている舞凛を見て、

クスクスと笑っている和哉にはまったく気付いていなかった。


和哉はまた顔に出ている舞凛が可愛くて、面白くて笑っていたのだ。