「おぉ、舞凛。これから授業?」


そう立ち止まって答えてくれた。


「うん。和くんはどうしたの?」


「あぁ、ちょっと用事が出来てさ。樋渡さんの使いみたいな」


「そうなんだ(えっ?あれ?じゃぁ、今日の授業は出来なくなっちゃうの?

一緒にも帰れないの…?)」


そんなことを思っていると、和くんがこう返して来た。


「大丈夫だよ、そんな顔すんな。お前との授業までには戻って来るから

(不安そうな顔して…上目遣いすんなよな…/// 無自覚だろうけどさ…)」



顔が赤くなっているのがわかった和哉は照れ隠しと、

それを悟られないようにそう言って、いつものように頭をポンポンとした。



これされるのやっぱり好きだなぁ~…。


心がが暖かくなる感じがするの。