「あっ、もしもしこんばんわ。浩介です」


「あら、浩介くんお久しぶり」


「はい、ご無沙汰しております」


「あの、実は今夜僕の従兄妹たちが来てまして、みんな、

舞凛と会いたがって今ずっと話してるんですけど、どうもまだ話したい様子で…。

それで、今日1日舞凛を泊まらせたいんですけど…」


「でも、浩介くんに迷惑でしょう?」


「いぇ、全然。僕は一向に構いませんよ」


「でも…」


「本当に大丈夫ですから。明日には家まで僕が送り届けますし」


「そうね…浩介くんなら安心だし…。じゃぁ、お願いしてもいいかしら?」


「はい」


「じゃぁ、舞凛をよろしくね?」