「突然、ごめんな」


「ううん」


「別に、お前が何かしたわけじゃないから、そこは安心しろ」


そう言われて、ホッと胸を撫で下ろした。


「俺、個人のことなんだ」


「へ?」


「こんなときに言うのもあれなんだけど、どうしても伝えて置きたくってさ」


「??(何を?)」


「冬期講習が終わると、なかなか離せなくなるだろうし、今以上に忙しくなるだろ?」


「うん。??(一体、何が言いたいんだろう…?)」


「俺が、お前が好きなんだ」


「うん。(!?)へ?えっ?(今の、空耳?)」