「そんなことないもんっ」


「はいはい」


「またバカにしてる~っ!!」


「そんな怒んなって、可愛いんだからいいじゃんww」


「可愛くないし、よくなんかないもんっ!!」


「はいはい」


「もぉ~っ」


「そうだ、これお前にやる」


そう言って、和くんがポケットの中から何かを出し、私に向かって投げた。


「えっ?」


そして、咄嗟にキャッチした物を見てみると…――――。


「これって…」


「あぁ、何か今流行ってるんだろ?」