それは、あの悠癸だった。

悠癸はバスケ部。

それは決まり事のように分 かっていた。

体育館の二階。

部活見学の時、バレー部に行き、目にするの は、悠癸だった。

何故なのかいつも、ついつい悠癸を探してしまった。

いつの日か、あたしは悠癸のことがスキになっていた。