「そんなもん! おまえを捕まえてから調べればいいだけのことさ! 悪人だと依頼があったってことはそれなりのことはしてきたってことだろ!」

 馬鹿にされた感覚にカッとなりハンドガンを抜いて銃口を向ける。

「それでよくもハンターなどと言える」

 あまりに突拍子もない言い分に目を丸くしたベリルは再び深い溜息を吐いた。

 色んなハンターがいる事くらいベリルは熟知している。

 しかしこれでは子供の言い訳だ。

「いいから大人しくし──うっ!?」

 言い終わらないうちに持っていたハンドガンが弾かれ、その衝撃からきた痛みと痺れに手を押さえる。