――― ずっと、君が好きだった バッと体が自然に動き目を覚ます。 …昨日のキスと共に。 「…ゆ、夢だよね」 「何が?」 「え。き、昨日のキ…って雨宮!?」 いるはずのない雨宮が部屋のベッドの上に長い足を組んで座っていた。 「…何でいるの?」 「忘れ物」 そう言って封筒をベッドの上に置いた。