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家に帰ってカバンを投げ置き、そのままベッドにダイブした。
一人暮らしの気ままな生活。
確かに洗濯や料理は面倒だが、自由がない生活に比べたら取るに足らないものだ。
今日の晩飯は…昨日のカレーの残りだな、と考えながら、携帯を開く。
受信メールが一件。
いつもの癖でそれを流れる様に開き、差出人の名前を見て、俺は思わず飛び起きた。
芹梨からだ。
俺はバカみたいにベッドの上に正座をして、そのメールに目を通した。
『連絡ありがとう。こっちは春休みなのでいつでも大丈夫です。人数は今のところ、あたしも含めて四人かな。もし増やす様ならいってくれたら声かけます。』
芹梨らしい、丁寧なメール。
丁度昼間、紺たちに話した後、芹梨にメールを送っていたのだ。
俺は自分の心拍数を聞きながら、同じように丁寧に返信した。
『了解。こっちもちょうど四人だからちょうどいいね。なるべく早目に日にち設定して、またメールするよ。』