「君が

未来を見つけてくれたんだね?」





「は、はいっ・・・」





お父さんの問いかけに
少し慌てた龍



龍・・・
緊張してる?





「すまなかったな


色々と迷惑をかけてしまって・・・」











「いえ、

迷惑なんかじゃありません


俺はただ
神山さんが辛い時には
支えてあげたいって
思っただけですから」







「龍・・・」








「神山

良かったな


俺 帰るわ



またな」







『神山』って___________



お父さんの前だからって
かしこまっちゃって・・・









でも







「ありがと 龍」










「おう またな」









龍はお母さんとお父さんに
「おじゃましました」と
頭を下げて帰って行った











「未来・・・




あの子
ずっと未来といてくれたの?」









「うん そうだよ」