「龍・・・ん・・」
「今度また
そんな事言ったら
また口、ふさぐからな」
「だって・・・
本当の事じゃん・・・
うちの事・・・
大事にしてくれてる人なんて
いないし・・・」
「お前さ・・・
気づいてないだけだよ」
「え?」
「お前の事大事に思ってる人は
いっぱいいる
松澤と佐藤も
今 お前の事捜してんだぞ?
お前の両親だって・・・
どこが大事にされてねーんだよ」
「でも・・・」
「それに
俺もお前が大事だ
お前が辛い時は
俺が助けてやりてぇ
お前が泣いてる時は
一緒にいてやりてぇ
お前が笑ってる時は
一緒に笑いてぇ
好きなんだよ・・・
お前が必要なんだよ・・・・」