真樹が目に入らないようにテキストとノートだけを視界に入れる。


「んうー…。」


…頑張れ俺!

見たら負けだと思え!!

耐えるんだ!!


そう俺にはもうノートしか見えない!!



猛烈な勢いで課題を消化していく俺。


…これは逆に効果的かもしれない。

課題を進めるには横に真樹をもって来ればいいのか。



コロンと寝返りをうつ真樹。

華奢な背中が目に映る。



やっぱダメだ。


触りたくてしょうがない。