最強☆魔術師妖奇談!!








私、風真 妖(かざま あや)




見えちゃう人です…










え?何が見えるって?








あー………ぇーと…あれだ!






…ゆ、幽霊?かな(苦笑)











「あ、妖っ……
トイレ一緒に行こぉ?」




こいつは私の親友1

魅神 愛(みかみ あい)

超怖がりで、
守ってあげたくなる女子

怖がりが霊感ある私と
友達ってのが間違ってる気が…






「一人でいったら、
花子さん出ちゃうもんねぇw」




「ひっ……いやぁっ…
妖、たすけてよぅ………」







ダメ押しをしたのが、親友2

空騎 碧(そらの あお)

オカルト大好きの、
元気いっぱい女






「一人でトイレくらい行け
ガキじゃあるめーし」






ん……ちょっと
言い過ぎたかな?










あー……愛が
泣いてしまったではないか









「ぐすっ……ひっぐ…
1人じゃ怖いのぉ……」





「わかったわかったww
アタシと行こ?」







お、碧ナイス!!









「妖の意地悪ぅっ!!」






ちょ…私意地悪になってる;









「ま、私先帰るから♪
じゃーぁねー↑↑↑」







やばいw無駄に
テンション高い声でた(笑)







一人で帰るの、慣れたし…
(幽霊に邪魔されるから)








今日も平和に終わりますよーに







路上を歩いていると…


ぁん?ちょwwやばww





白い服を来た女が
こっちに手招きしている





すっげぇベタな幽霊www






ここはシカトしましょう♪
取り付かれたら嫌だもんね♪






スルーしようとすると…







その女に近づいていく、
長身の男




そいつは髪が赤くて、
めっちゃ目立つ





つーかバカじゃね?!
とりつかれっぞ?!








しばらく眺めていると






「誰ガバカデスッテェ?」




「どぅおっ!!!」






後ろから声……
誰やっ?!
つかめっちゃ片言ww








ふりむくと…








ポスッ




へ?いま、ぶつかったぞ?
腹あたりに…


てか、背ぇ高っ!!!






「おいチビ…あなたも
アレが見えるんですか?」






ほぇ?片言直ったww←そこ?








声のほう……



つまり上を見上げると








すっごっ………
美形………








銀色の髪を揺らめかせ
その髪には青のメッシュ


銀縁の眼鏡の、
いかにもな知的さん










「俺、知的に見えますか?」


「はい、見えますとも」






てかなんだコイツw

私なんかしたっけ






「そんじゃさいなら」




「俺の質問に答えて下さい
しかとする気ですか?ドブス」




どどどどど……ドブスー?!?


乙女に言うセリフじゃねー!!





「失礼な事言うなボケぇ!!」






足を振り上げると、
いとも簡単に
パシッと捕まれる




パンツ丸見えなんすけど…






「ドブスは冗談です
それにしても……

下着地味ですね(笑)
今時の高校生は
皆こうですか?

そんなんじゃ
襲われませんね♪

良かったじゃあ
ないですかドチビ」








マシンガンで
すっげぇひどい事言われた…







「うっさいわ!!変態!!
離せクソ!!!カス!!!ミソ!!!
チビじゃねー!!」




「なんて口の悪い女……」






口悪くて何が悪い!!




「男受けが悪いです」



「あ、なるほどw」







コントしてる
場合じゃねぇよ!!









「さあ答えて下さい
幽霊が見えるんですか?

答えねーと
殺しますよドチビ」






なんだなんだ
最近は語尾に暴言を
付けるのが流行りかっ?!








「そんな流行りは
知りません

さっさと答えろ阿呆女」







こいつ、とことん毒舌だな





「毒舌?初めて言われました
他の奴らと貴様は
考え方が違うんですよ

バカじゃないですか?」









嘘ーーー!!!???
何故こいつが
毒舌と言われない?!

みんな耳腐ってんの?!






「貴様の脳が
腐ってるんです」




「さっきから、
人の考え当て過ぎだろ!!

先に質問していーか?」




「何?」





「身長いくつ?」






「…………くだらな

189ですけどそれが何か」






でっけえww
私と40センチ差?

おっし~あと1センチで
190なのに……







「ドチビですね」




「ドチビか阿呆かバカ、
どれか一つにしてください」




「じゃあドブスで」




いや、選択肢にねぇから!!




「あ、ちなみに
幽霊は見えます♪

そんじゃバイビー」












颯爽と走りさろうとすると…









ボフッ







また誰かにぶつかる





さっきから誰やねん!!
背高過ぎじゃあ!!









「何だよこのガキは」


「見知らぬドチビです」







「誰がガキじやああ!!
てか、結局
ドチビにしたんだw」




「黙れブス」





「恋……絶対こいつ、
アレだよな」


「ええ、アレですね」






黙れブス……ガーーン






「あーー…
ショック受けちやいました?
可哀想ですね~よしよし」




こ、こいつ絶対
恋愛小説の彼氏役になれねぇ!!



腹黒とかドS通りこして
鬼畜だぁああ!!

甘い所が一つもなっ!!
ヒロインときめかねーぞ?!







「ドチビをときめかせて
何が楽しいんですか」





「お前ら喧嘩しすぎ
うるせぇ」




突っ込んだ人の
顔を見ると、
またしても美形!!


赤い髪は肩まであり、
後ろですこし縛ってある

さっき幽霊と
喋ってたバカかw

目はつり上がっていて、
瞳がキツい…

ついでに目の下には
赤いのがちょんって付いてる

七五三さんか?ww








「炎、こいつ、
心の中で炎の事
バカ扱いしてますよ

しかも七五三さんですって」







だーーーー!!!
人の脳内をチクルな!!!





「だったら精神を無に
すれば良い話だクソガキ

黙らないと刺しますよ♪」






………………無







「んで、コイツどーする?
俺のことバカ扱いとか…

殺してぇんだけど」



「赤い人も性格悪い…」




「お前に言われたくない」










「赤い人にしつもーん」



「あ゛?」



「身長いくつ?」




「185くらいじゃね?

ってんな事
聞いてどーすんだ?」



「参考までに」






でけぇな~2人共








「貴様がチビなだけです」



「はい、さーせん」







もうやだこいつ……






「あんた、名前は?」



「妖」



「名字っつっただろ!」



「言ってねーよ!!
名前って聞いただろーが!!」



「うっせぇちょっと黙れ」








はぁはぁ、何故こうなる…






「風真が性で妖が名だ!!」







「「風真…」」







なに良い年こいて
ハモってんだこいつらw