妖side






ふわぁ~~ぁ…



眠い…眠過ぎる……





昨日の奴ら、能力とか
ほざいてたけど…………




夢じゃね?






私階段を降りて
お母さんに訪ねる








「おはよ!あのさぁ、
風真家って、能力的な物
あるってホントー?」






ガチャン






お母さんは、
手に持った皿を落とした




いや、何このベタな展開

[お父さんが事故に
あっちゃったのっ…]

[母、皿を落とす]


みたいな展開!!







「妖、やっとこの時が…

いつか能力に目覚めると
聞いていたけど……

それが今なの?!」




「はぁ?」





悪いけど意味わからん…






「能力が使えるのね?!」



「え、全く」






「じゃあなんで
能力の事知ってるの?」


「こっちが聞きたいわ
んー恋に聞いた
んだっけ?滝川 恋?
あと土屋 響くんと…
なんちゃら炎」









「まさか……あの滝川家?!」


「どの滝川家」





「凄く魔術の力が強い
陰陽道の分家のご子息よね?」



「知らんわ!てかお母さん、
心当たりありまくりじゃん

私って何がどういうこと??」





「土屋くんに練城くん?!
凄い家柄ばっか…「話聞け」






「ごめんごめん……

まぁ、滝川様の言う通りね
風真家は陰陽道の分家…

妖って名前も、
一番偉い方が付けたのよ」





「え、ちょ、それ初耳!!」





「いつかこの者は
膨大なる能力に目覚める…

とかいって、名前を
授けてくれたの

それで、風真 妖」



「もっと可愛いのが
良かったぁ~~」

妖しいだよ?さいあく…