最強☆魔術師妖奇談!!








「だいたいこんなチビが
戦えんのか……?」





後ろから意地悪っぽい声で
囁いてくる炎




「ですよねぇー…
こんな小さい女の子が
俺達にかなうとでも…?」



上から私を見下す恋
むかつくなー






「まぁ、手取り足取り
教えてあげよっか♪」




響優すうぃー!!!









「じゃあ、私はこれで!
用事特に無いでしょー?」



「お前、何の話を
今まで聞いてたんだ?」



「恋と喧嘩してた
だけなんだけど…」


「こんなのと喧嘩とか
勝敗みえみえですね」








イラッ☆










恋……一体私に
何の恨みがあるのっ…?!





「面白いからに
決まってんだろ?
黙れよドM」







グサッ





ド、ドM……初めて
んな事言われたわボケェ!!







「うっさい!!私を
イジメる奴は許さん!!」





キッと睨む私
ニコッと笑う恋





「そーゆうところが
イジメたくなるんです」



「あ、それは分かるかも~」


響くんまで……




「っざっけんな
このやろおぉぉおおおおお!!!」




「これのどこが
か弱き乙女だ?
乙男の間違えだろ?」





炎ナイス突っ込み!!




「ってんな訳あるかああああ!
私は乙女だぁああああ!!」








「あーはいはいそうですね」





こ、こーゆーのが
一番うぜぇ……





「わかってねぇだろ貴様!!」









「はいはい、いーから
さっさと運びましょうか」


「「りょーかい」」





恋は私をひょいって
持ち上げた








「ひっ……ちょ…
うわわわっ…高いって!!
落ちる落ちる落ちる死ぬ!!」




喚く私を見て、
クスクス笑う3人



なんのつもりだ(怒オーラ










「能力を使って、
俺達の協力をしなさい
拒否権など無いのです

もともとあなたの家系は
陰陽道の血筋なのですから」








よくわかんねーけど
こいつらと仕事とか…





「絶対無理!!」



「……………
高い高~い」




「ぎゃああああっ!!
殺す気かテメェは!!」



「もちろん」







犯罪宣言発動~

お巡りさーん!






「ホント、変な子だねぇ…」

「変以外の何者でもねーな」

「っていうか変態ですよね」









誰が変態だ!!





「? 風真 妖さんですけど
何か問題でも」








問題おおありじゃあ!!
てかフルネームいうなや!!






「じゃあ、妖…これで
満足しましたか?
あ、やっぱりドチビとか
ドブスの方が…「満足です」








ドブスだなんて!
ドブスだなんてっ…


「的確ですよね」









ダメだ一旦シカトしよう






「………………
高い高~い」



「だからそれ
やめろっつーの!!」











「恋くん妖とラブラブ~」




「違います心から否定します」


「俺がこれと?あははっ!!
悪趣味な冗談」










それは酷い








「どーでもいーけど
どこつれてくつもり?」





「敬語を使えゲス豚が」



「あ''?んだとテメェ……」





「「はいストップ」」





「……こほん、
えー…連れて行く場所は
貴女の屋敷ですよ」







屋敷?


ああ、あの古びた
アパートの事か








「悪いけどあんな所
お屋敷なんて言えませんよ」



「お前の住む家が
ある時点で驚きだな」





炎失礼だなオイゴラ




「ガラの悪い娘……」

「けっ……」









「なんで私の家に行くの?」




「仲間ですし、貴様が
何故か一番偉い身分です…

嫌でも送ってやらなければ」






なんっっっかムカつくなぁ

まあ送ってくれるんだから
良いよね…






「妖ちゃんは
女の子だからねっ♪
送ってあげなきゃ
心配だから……」



「響くん、ありがとうっ!
優しいね♪」




なんて素直なのっ?!

私は響くんに微笑む





すると、恋と炎が
私達をギロっと睨む





「どうしたの?」


「「なんでもない
話しかけんな糞豚」」



「素直じゃないねぇ♪」






ひどすぎるだろ?!
心配したのに糞豚?!


響くんは優しいのに…




「響……」


「ん、何?レン?」


「この腹黒が……」


「そんなことないよ☆」







恋、意味わかんなっ…
響くんのどこが腹黒なの?



「(恋は不器用だなー
心配してるって
素直に言えば良いのに…

そんなんだから、
俺に良いトコ
取られるんだよ♪)」


「(うるさいです…
別にそんな事
思ってませんし)」





二人の心の会話に
気づくはずもなく…







「はやくいこーぜ」




炎の一言で、
皆が歩きだした




ちょっ……恋!!!!
私の扱い雑すぎるだろ!




電柱ぶつけんなや!!





「あはは」






あははじゃねー!!



呪い殺すぞ貴様!!







「つきました(シカト)」





ちょ、超ムカつくぅー!!!!!



私にはシカトさせないで
自分はするってか?!







どかっと一発

恋の背中をける












「痒くもないですね
貴様のひ弱な蹴りなんて」






一度で良い………




殺してぇええええ!!






「妖ちゃんうるさい」



「スマソ」






もお!!全部恋のせいだ!!





「人のせいにしちゃ
ダメって習いませんでしたか」



「レン、仕方ねーよ
こいつの脳は5歳だ」



「ですよね」










どこまで人を
バカにするんだ……





てか、こんな鬼畜と
うまくやってけるんか??





心配過ぎる……










「それじゃあ、
きおつけてね?

ばいばい、妖ちゃん!」




「うん、ばいばい♪」






結局なんだったの?
送るだけ送って終わり?





「まさか……明日の朝
お迎えに上がります」


「寝坊すんなよクソチビ」





…………怒









「迎えに来てどーすんの」



「学校まで着いていく」



「は?ストーカーじゃん」




「誰が貴様みたいな
ガサツ女のストーカーを?
メリット無いじゃないですか」






「ねえ恋くん?
礼儀って習ったかな?」



「え?敬語使ってますけど」





……………(哀)







「うわ………
殺意芽生えました」






よし、ここはスルーだ!!





「もっかい聞くけど、
迎えに来てどーすんの?」




「だから、俺達も
学校行くんだって」


「なんのために…」






「妖ちゃん、これみて!」






響くんは、生徒手帳を
私に見せてきた






「………えっ……」










こ、これは……







「私の学校ぉおおお?!?!?」




「これからお世話に
なりますね(笑)
風真 妖さん(笑)」











やばすぎる
まさに最悪
もう逃げられない
とらわれの身
ゆく先には一筋の光(響くん)
きちくも居るけど……
ひすてりっく…
ここどこだ?←意味不明


↑山○行○様作
「暗室」引用

著作権侵害?www
(友達が作った詩)






「えっ……無理!!!
むりむりむり!!!!!!!」




「なにが」





…ときめき要素なしの
こんなっ…こんな鬼畜と
一緒に過ごせるかぁ!!!!





そりゃさ?ちょっと
毒舌とかは萌えるよ?




でも……ねぇ?





クールな敬語キャラが
実は鬼畜……とかは
格好良いよ?


でもそれとこれは…







「同じです(きっぱり)」




「んなわけあるかアホ!!」






「アホにアホって言われた…
マジ殺す…もうこの女
埋めても良いですか?」









↑これだぞ???

ぜったい無理だぁーー











「つーかお前、さっさと
視界から消えろ…ウザイ」





?!







「おいおい炎!!
それがレディに対しての…」





「「ぇ?レディなんて
どこにいるんだ?」」



「やだな~れーくん、
ほーちゃん、目の前に
可愛い女の子居るじゃんっ♪

ね?あやちゃん☆」






「うんうん」




「可愛い女の子???
面白い冗談ですね

俺の目の前には
ブスなチビしか……」



「俺の前にもアホな
クソドチビしか居ないぞ」










「誰がドブスじゃ!
心折れそうになんだろ?

そーゆことは、

[きゃっ…そんなに
イジメないでっ……]

とかドMで反応の
可愛い奴に言ってこいや!!」







「こういう反応の女を
調教するのもまた
一興ですかね?

それに貴様も十分Mだ」






ガ------------ン





し、しらんかった(°△°)







と、とにかく……






「さいなら!!!!」








バタンッ










「逃げやがったなM女」


「今度からMって呼ぶ」


「腹黒れーくんに
イジメられて可哀相…

俺が助けてあげなきゃ!
あのこ可愛いから
気にいっちゃった☆」



「誰が腹黒れーくん…
腹黒ひーくんの間違えでは?」


「ん?なんで俺?」





「響、絶対腹黒いだろ…
よし!俺が暴いてみせる!」







「無理だと思うけど
頑張ってねっ!」


「おう!!」





「(嫌味だったのに…
馬鹿ほーちゃん………)」


「(まあ人の心なんて
わかりませんからね…)」


「(れーくんは
分かるでしょ!)」




「(それもそうですね)」






「お前ら、何の話
してるんだ?」


「「別に何も」」









一方、妖





あー……びびった
なんだったんだアイツら…



ムカつくし…
ストレス溜まった……





「うをぉおおおおお!!!!」





ストレス発散に
叫ぶ妖であった