「二度と奴が君に近付かないようにしてやろうか」




「え……?」




「そのかわり俺と死のう」




「………お断りします」




一瞬だけでも期待した自分に腹が立つ。




しかし彼は私の冷たい視線をものともせずに、ぐいと私を引き寄せてそのまま壁へと押し付けた。