「…お前、足どうした?」 大和が心配そうに聞いてくる。 左足が痛むから、やはり庇って歩いていたのを大和は見てたみたいだ。 「…大和っ…あのっ」 「ん?」 大和に…聞いてほしい。 助けてほしい。…お願い。 「あのね…?」 「大和~?どうしたの? 早く来てよっ」 私が、大和を頼ろうとしたその時…牧村さんが大和を呼ぶ声がした。