「鈴くん、起きよ〜」
私は今日もラブコールをする。
電話の向こうでは、彼氏の眠たそうな声。
「麗おはよ…」
「ん、おはよ。ちゃんと学校行くんやで?サボったら麗が許さへんでな」
「分かっとる、愛しとるから麗の事」
「麗も。じゃあ4時ね」
「ん」
また今日も可愛くなれる気がする。鈴くんに愛しとるって言われる度に、自分に自信がついて、可愛くなっていける気がする。
2つも年上のくせに、私よりワガママで、甘ったれで、すぐ拗ねる鈴くんやけど、長女の性かな、可愛くて可愛くて。たまに見せる大人な考えや、一つになる時のセクシーな身体とのGAPが、私を墜とす。