『うん。』 それからあたしは、仁から潤悟の衝撃的な過去の話を聞いた。 ∥∥ 高1の秋。∥∥∥∥∥ 潤悟には、気になる人がいた。 『潤くん!明日のスポーツ大会、頑張ってねぇ!』 『あぁ!鶴見(ツルミ)もな!』 鶴見 和羽(ツルミ カズハ)。 これが、潤悟が気になっていた子の名前。 『潤は、本当に好きなんだな!』 『はあ?』