あたしはそれだけ言うと、電話を切った。 ベッドに入り、横になったところに、 トントン♪ 『入るぞ。』 仁の声がした。 『疲れたって言ったでしょ!!』 あたしがドアを開けると、目の前には翔が立っていた。 『ごめん、大事な話があってさ…。』 『わかった……入って。』 あたしは翔を招き入れ、ベッドに腰掛けた。 『西野くんのこと…怒ってる?』