『中身…?』




あたしがお守りを開くと、中には手紙が入っていた。







◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

華恋へ。




華恋がこの手紙のことを田崎からきいて、読んでいるってことはきっと、俺は華恋の好きだった西野家にはいない。

俺はもう、華恋の側には居てやれない。

ごめんな!


ただ、今は華恋に出逢えて良かったって思う。

気を遣ってた家族も、俺が華恋と知り合ってからは、心から笑えるようになったみたいだし。



華恋。華恋は、これからもずっと笑顔でいてほしい。