-- 3月。----- 「戻ってこい。」と言われたあたしは、凄く迷っていたが、潤悟にも頼まれ渋々、仁の家に戻ることになり、戻っていつもどおりの生活を始めていた。 『もしもし、翔。』 『ん?』 ・・ 『青山社長にあの値段、かなり安めに言っておいて。』 『わかった。』 相変わらず、翔の偽スパイ活動は続いている。 そして、今日は潤悟・仁・有沙ちゃんの大学の卒業式。