『これは、ブレスレットの……。どうして、これを…』 目の前に置かれたのは、ブレスレットの円い珠の1つだった。 『きいたよ。有沙が倉庫に行って、もめたこと。西野が気づいたみたいでさ…。』 『でも、有沙ちゃんは…!』 『わかってる。あと、なんかよくわかんねぇーけど、計画とやら、もうすぐ終わんだろ?最後だろうけど、手伝ってやるから!まぁ、既に手伝ってるだろ?店長!似合う?』 仁の笑顔が、とても久しぶりに感じた。