『それ…冗談じゃ……ないよな?』





『あぁ…。華恋は必死で隠そうとしてたけど……。田崎が好きな青山が、本当の青山だって信じてたんだよ。で、今も信じてんだろうな。だから、田崎んとこを出た時も「腹が立った。」とか、ブレスレットも外したっぽいこと言ってさ。ほら…』




潤悟は仁にあるものを渡した。







『これは…菊原の……』




それは、華恋のブレスレットの円い珠(タマ)の1つだった。







『証拠になるかはわかんないけどさ。』