『入るぞ。』




翔は部屋に入り、椅子に座った。







『バレちゃった…か。』





『田崎くんと西野くんに今日のこと…』





『言わないで。仁には笑顔でいてほしいから。』





『なら、華恋はどうする?田崎くんのところを出たんだろ?』





『しばらくは、ここに…』




あたしが言いかけた所で、




『俺ん家に住め…。』




翔は椅子から立ち上がった。







『え…?でも、翔は潤悟の家に住み込みじゃ…。』