あたしは有沙ちゃんを…悪くなんて言えないよ。




仁が愛してる人だから……。







携帯電話の鳴る音が、夜の街に響いた。







あたしが電話に出ると、




『華恋!!!!!今、どこにいる…?!』




翔からだった。





『どこでも…いいでしょ……』





『華恋…ごめん!!!!!全部…俺のせいだ。俺が店長なんかになってなければ…いや…俺がしっかりしてれば…あいつらが倉庫に入ることもなかったのに。』