そのまま真っ直ぐ帰るのが嫌で、あたしは潤悟から告白をされたあの喫茶店で1人、時間をつぶしていた。 仁は大学に行った後、夕方から有沙ちゃんに会うって言ってた。 あたしがいけなかった…。 最初から彼女がいるのにいけないって、分かってたのに。 たくさんかかってくる翔からの電話を無視したまま、あたしは家へと帰り、自分の荷物を片付けた。 あたしのものが無くなったら、よけいに広い家…! これで…終わり。