階段下に上を見上げて、困った表情をしているおばあちゃんを見つけた。 あたしは慌てて階段をおりた。 『あれって、菊原 華恋じゃない?』 『あー!ホントだ!』 『あの時、かなり格好良かったよねぇ~!』 『あれ、あれ。まだ中学生なのに、強いらしいゼ!束でかかってこられても、無傷で倒すんだと。』 『うわ~!俺もなりてー!!』 あたしは皆のヒソヒソ話の中で、おばあちゃんに話しかけた。