-- 約9年前。----- 中1の冬。 『華恋!今日も帰り行く?』 『うん!』 この頃のあたしは、自分に素直で嫌なことは嫌!という、正義感の塊のようなあたしだった。 この日もいつものように寄り道をし、いつもの公園で舞香やさち、紗弥加と話をしていた。 『きいた?隣のクラスの子なんだけどさー、放課後、先輩たちに呼び出しくらったらしいよ。』 『あーあ、やっちゃったね…!』