『おい、そのブレスレット…前も言ったけど、西野の前では外しとけよ。』 仁はキッチンでコソコソとあたしに言った。 『潤悟のネックレスもしてる。』 『そういう問題じゃなくて、西野が妬くから…。』 『大丈夫だから!あたしがこれを、寝るとき以外に、仁や潤悟の前で外す時があるとすれば、それは仁とあたしが友達じゃなくなった時だと思う。潤悟もきっとそう思ってるよ。』 『なら、ずっと外す気はないってことか。』