『もしもし?菊原さんかい?』 『はい、青山社長。何か?』 『西野くんのことだが、彼は卒業と同時にこの会社をさることに決まったよ。あと、あまりにもひどいと思ってね、菊原さんの海外行きは無しにする。これで、いいかい?』 『はい。でも、何故です?あたしの、海外行きは無しと心変わりしたのは。』 『人の心は変わるものだよ。君も進路を考えなさい。では、失礼するよ。』 青山社長は電話を切った。