『華恋!迎えに来たよ。早く座って!』 あたしは肩を押さえられて、車いすに座らされた。 -- 大学。----- 『また大怪我して……もう、無理しちゃダメだよ。』 『うん。』 『潤悟くんのとこに、戻んの?もう有沙ちゃんとやらと、仁くんも、仲良くなったんでしょ?』 由美には、仁の彼女が有沙ちゃんっていう子だってことは言ったが、有沙ちゃんがどんな子なのかは言っていない。 『まだ用事があるから…仁のとこに戻るよ。』