こういう時の時間がたつのが遅いことを、2人は改めて実感していた。







『連絡がとれなくなった後、しばらくして、田崎くんと倉庫で華恋の血を見つけたんだ。田崎くんは、華恋のこと聞いてなかったみたいだから。それから、華恋を探し始めて、この病院にいるって、ついこないだ知って会いに来た。そしたら、もう華恋の計画は次に進んでた。』





『1人で計画を……?』





『あぁ…。転んでも、ただでは起きないって、華恋のことだよ。怪我させられたことを逆手にとるなんてな。』