-- 病院。----- 潤悟と翔一は、集中治療室の前で手を合わせながら待っていた。 『華恋が何をしようとしてたか、知ってたんだろ?何で……とめなかった!!』 潤悟は胸ぐらを掴んだ。 『とめればやめるような奴じゃないことくらい、知ってんだろ?!それに…華恋がここに運ばれるのは…1回目じゃない。』 潤悟はさっきの医者が、“主治医”と言ったのを思い出した。 『何で……』 『本当に死にかけたんだよ。』