『ハァ…2つ目は…堺 翔一…店長を…西野家へ……住み込みの……スパイとして…潜入させること……。』 あたしは金井さんの肩に手をおいて、微笑んだ。 『堺くんを送れば、俺が送り込んだと、すぐにバレる…。』 『そこは……あたしが…上手くやります…。社長にとって……損では…ないでしょう…?』 『わかった。だが、こっちにも条件がある。』 青山社長が切り出した。 やっぱり……一筋縄にはいかないか…。