『いや…そうじゃなくて、俺も「水族館が俺らの初デートだな!」って、言おうかと思ってたから。まさか、言ってくれると思わなくて。』 潤悟も同じことを、思っていてくれたなんて。 少しずつ、少しずつ、潤悟があたしの心の中に入ってくる。 無理矢理にではなく、ごく自然に。 『潤悟…楽しみだねぇ!』 『あぁ!明日、迎えに来るから。』 『うん!』 由美が聞いたら、子どもみたいって笑うかな…?