『じゃあ……何で、帰って来ねぇーんだよ!!』





『西野くんから…きいてないのか?』





『何を…?』





『まぁ、いい。田崎くんは、青山さんのこと、どう思ってるんだ?彼女がいるのに、華恋と住んだりなんかして。』




翔はあえて、華恋のことを言わなかった。







『有沙のことは、今でも好きだよ。でも、あいつのことは…何かほっとけなかったんだ。いつもどんな時でも、独りぼっちの野良猫みたいで……西野に一途で。』